2020SSEssence

2020/04/10

【ショートパンツ】大人には〇〇〇ありが条件ですvol.7

「おうち時間」、なにを着て過ごしていますか? 私は「ロングTシャツ✕リブパンツ」が定番化してきています。おそらくそういったラフな服装で、在宅ワークしていらっしゃる方が多いのでは?

はあ・・・でもだからってラフな服ばかり提案されても飽きますよね・・・いい加減。私は飽きました・・・。

そこで今回は思い切って「おうち時間では着られない服」(笑)、ショートパンツのセットアップについて。

いや、ご自宅で着ていただいてももちろんOKです。ただ、無理やり「おうち時間にぴったり♡」と書くほど、私は図太くありません。かといって、配慮して「落ち着いたら着よう!」と書くのも読むのも、疲れてしまいました。

というわけで・・・今回は毛色を少し変えて、私の幼少期の思い出話にお付き合いください(笑)!

小学生のころの写真を見ると、うちの3姉妹はよくショートパンツをはいています。ピタッとしたハーフパンツもあるのですが、ほとんどがキュロット型。春の遠足へはチノ素材のキュロットにハイソックス。冬場は、ネイビーとグリーンで構成されたチェック柄のウール地キュロットに、ネイビーのタイツ。歩きやすさが大事な日に、母に着させられていた記憶があります。

だからでしょうか。ここ数年のショートパンツのトレンドになんだか懐かしさを感じるのは。

今回のショートパンツもそうです。ショートパンツではありますが、キュロットに近い雰囲気。その要因は「タック」があること。これがタイトルに打った〇〇○の正解です。

ハーフパンツのように脚に沿うのではなく、タックが入っていることで肌離れがよく、ほんの気持ちAラインに見える。このシルエットが大人にとってはとても重要! ヒップや脚の悩みをうまくカバーしてくれるから。

ジャケットは、ダブルボタンでカリッとシャープな雰囲気。久しぶりに肩がしっかりジャストな位置にあるデザイン(ただし肩パットは入れず、少量の芯で形をキープしているそう)も新鮮です。

・・・とまあ、今回は大人のショートパンツについて。
このコラムは、2018AWからこんな調子で私の思い出話を引っ張り出して書いています。なにかに疲れたら、ぜひゆるりと御覧くださいね!着用してみました。膝がしっかり隠れて「わんぱく」な雰囲気にはならないので、大人の皆さんご安心を(笑)。それと、足首にディテールのあるサンダルを選ぶようにしています。生脚分量が少なくなるので、ショートパンツがぐっとはきやすくなりますよ。この生地がまたとっても素敵で、カメラマンさんに寄りカットも撮っていただきました。4種類の形状・色が異なる糸を使用した麻見えの合繊。角度によって玉虫色(でもマット)に見えるスペシャルなベージュです。

ジャケット/¥43,000(税別)
ショートパンツ/¥26,000(税別)

【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして小学館『Oggi』、講談社『mi-mollet』などで活躍中。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。