2020AWEssence
2020/09/11
【ギャザーブラウス】デニムをはく日の“ちょっとだけ甘い”服vol.5
今季コラムを始めるにあたり、vol.0でデザイナー宮下さんへインタビューをさせていただきました。
私のもとへ「まだBEIGE,を着たことがないけれど、着てみたくなりました!」など、たくさんの素敵なDMが届きました。
BEIGE,は上質な生地、ほんのり凝ったデザイン、丁寧な縫製・・・大人が安心して長く着られる要素がたっぷり。けれど、わかりやすい"映え"を売りにするタイプではないから、着てみて初めてその良さを実感するブランドです。
それを、宮下さんのお話やお人柄を通して感じ、「着てみたい!」と思っていただけたことが何よりうれしい! この場をお借りして、メッセージをくださった皆様、改めてありがとうございます!
さて、今回はそんな「着てみたことがないけれど着てみたい」というBEIGE,未体験の皆様へ、私から"ファーストBEIGE,"のススメについて。
私は3年前にコートを買って以来BEIGE,ファンになったので、コートは本当にオススメ。前述したとおり、大人のための長く着られるコートを探し中という方にはぜひ! です。
もっと価格的に気軽なものを・・・ということであれば、バンドカラーシャツ。私が大のバンドカラー好きというのもありますが、毎シーズン、素材もデザインも少しずつ異なるものが出るので、集めるのも楽しい。昨年は姉にも同じものをプレゼントしたほど。大事な仕事の日などに着てくれているようです。ちなみに、今シーズンのこちらもかなりかっこいい仕上がりです。
・・・あれ? 本題にたどり着くまでに、ついつい他のものも推してしまいましたね(笑)。
今季、コートより気軽で、バンドカラーシャツ並に推したいもの・・・それが、このギャザーブラウス。半年前の展示会で初めて見たとき、一目惚れしました。分量たっぷりのギャザーが目を引くブラウス。柔らかいジョーゼット素材はうっすら透け感がありつつ、テカリのないマットな生地感だから、これからの季節も寒々しくない。
裾にはゴムが入っていて、ヒップより上のラインで留まる。それに、くるみボタンをあしらったハイネックの首後ろ、長めの袖口にも注目! キュッと引き締まるので、甘いはずのギャザーデザインが"ちょっとだけ甘い"となるのです。展示会では、このベージュのギャザーブラウスにアイボリーのフレアパンツ、ムートンコートという、グラデーションコーデのトルソーが飾ってあって、もう、ため息が出るほど素敵でした。
まずは手持ちのデニムに合わせるのもいい。甘さがないデニムに"ちょっとだけ甘い"服を投入するだけで、パッと華やかになるから、リラックス系アイテムが増えるこのご時世、一枚あると本当に便利。だから、今季このブラウスを"ファーストBEIGE,"な皆様にリコメンドしたいのです。
いかがでしょう? この秋、袖を通してみませんか?
ブラウス 各¥26,000(税別)
【profile】
1985年愛知県名古屋市生まれ。大学卒業後上京し、約5年半、人材系企業に営業職として勤務。28歳でエディターを志し、転身。現在はフリーランスのファッションエディターとして小学館『Oggi』、講談社『mi-mollet』などで活躍中。またアパレルブランドや百貨店との商品開発、トークイベント、コラム執筆も担当。Instagram@kobayashi_bunでは日々リアルなコーディネートを更新中。noteではエッセイも。